教室ブログ

文化祭参加

投稿日時:2009/03/03(火) 16:58

  私たち渋谷油絵教室が,日ごろお世話になっている上原社教館で,文化祭がありました。
  2月28日と3月1日のことです。今回,私たちの作品を展示して見ていただく初めての経験となりました。貴重な機会を与えてくださった社教館と実行委員の方々,ボランティアの方々に,感謝しています。

  いずれ私たちの作品もご覧いただきたいと,思っていましたが,ささやかなスタートがきれて,うれしかったですね。しかし,よかったよかったではすまない問題が出てきています。あんがい深刻な感じさえしました。

  作品を見ていただくというのは,励みになるものなのでしょうか。本来はきっとそうなのです。私たちの作品をご覧いただく姿を見たら,感激したかもしれません。ところが残念ながら,会員は誰も展示の前にたたずんでいるわけにもいかなかったのです。
  みな仕事もちで,文化祭の委員の方々にお世話になるばかりで,私たちは,何も貢献できずに,展示しただけでした。心苦しい気持ちになります。

  せっかくの機会でしたのに,やるべきことをやらなかったために,充実感がいまひとつでした。こういう活動のときは,できることは何でも,積極的に活動しないといけませんね。そういう意味で,仕事もちの集団が,どういう形で作品発表をしていったらいいのか,考えさせられました。

  それから,新しい発見もありました。私たちはごく普通の人達の集まりなのですが,こういう機会なので,教室で描いた評判のよかった作品をもってくると思っていたら,11枚のうち5枚は,自宅で描いてきたものでした。自分ではいけてると思っているのかもしれません。人の目を意識すると,選択に個性が出るのでしょうか。自己評価と他人の評価がずいぶん違うようです。
  展示は,適当に並べる過程で,あっさり配置も決まって,初めてのことなのに慣れた感じです。ご覧ください。一番小さいキャンバスが4号です。



 27日の展示が終わって,雑談をしてお別れしたのですが,ふと思いたって,がらんとした部屋に戻りました。遠くから眺めて,近づいていき,また離れて,そこで見ていると,まだまだ先が長いなあ,と思います。
  作品が輝やいて,こちらを引き込むような絵というものがあります。私たちの作品は,それなりによくできていても,どうも何か弱いですね。  自分たちの作品を展示するのは,自己満足というよりも,自らの至らなさを痛烈に自覚する機会と思ったほうがいいかもしれません。
  もう一度,どういう形で作品を発表したらいいのか,考えたいと思います。

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