教室ブログ

ささやかな気づきを求めて

投稿日時:2009/08/17(月) 13:17

 いま,私たちは,自分たちでカリキュラムを作りながら教室を実施しています。
 指導する先生方は,本格的な絵画の教育を受けてきた画家ですから,本来は,どうするのがいいのか,ある程度わかっているはずです。
 しかし,私たちは,それを最初に先生に聞きません。

 会員の状況がみなさん異なり,自分の個性を持っています。仕事を持ちながら,本気で上達したいと思っていますから,やる気に心配はありません。
 先生の指示にそって,その方向で進めていくことも一つの選択です。
 ところが学び方から自分で考えないと,自分なりの納得が得られないような気がします。どういう方法が正しいのか,道はひとつでありませんから,その中から,あまりおかしくない方法を自分で選び取る必要があるように思います。
 ちゃんと画家の目で見ていてくださいますから,描かれた絵それ自体への指導から,自分で軌道修正が出来てきます。

 いまは,それぞれが自分なりの進み方を模索しているところです。
 この模索の過程で,何か感じるものがありそうです。やはり,どうしたらいいのか,わからないところがあった方がいいように思います。
 幸い先生方は,その人なりの良さを出して欲しいという考えですから,自分の絵の描き方を押し付けたりしません。
 寄り添って見ていてくださいますから,安心して,自己流の工夫をしていけます。

 同じモチーフを水彩画で描いてから,油絵にうつっていくという方法は,意外にいいかもしれません。
 絵をはじめたばかりの方は,何となくデッサンの弱さを感じますから,石膏デッサンに戻ろうかなあという気もしますが,そこまで戻らないで,何とかしたいという,やや折衷的な方法のようですね。

 まだ完成していませんから,この方法の成果はわかりませんが,前回の水彩画に続いて,今回は油絵です。



 こちらも同様に,来週,油絵を描き始められるかもしれません。いい感じです。



 何となく,自分で納得できる方法にめぐり会えそうな気がするのですね。それぞれの段階で,それぞれのやり方で,ささやかな気づきがやってくると期待しています。

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