渋谷油絵教室－小さな本格派の絵画教室

　やっと写真の掲載ができるようになりました。少しずつ，写真を載せていきます。

　10月15日の教室のひとこまです。ご覧ください。

　落ちて割れた柿の実をモチーフにしています。こういうのは，油絵にすると面白そうですね。


　　　


　しかし，今回はむずかしかったようで，山崎先生自ら，少し手を入れることになりました。


　　　


　画面に映っている絵をよくご覧になってください。
　そこにわずかに色を乗せただけで，見違えるようになります。


　　　

　右側の柿の実の下に，茶系の色を入れ，画面右下にも同じように茶系が入りました。
　これで平板だった絵が，奥行きを持つようになります。

　こうなると，他にも手を入れるべきところが多々あることがわかってきます。
　まだ完成が遠いという感じですね。

　ほんのわずかな手直しで，大きく変わってきます。
　それに伴って，完成度の低さが前面に出てきて，一歩先へ行くためのいい経験になります。

　モチーフが面白いと，なんとなく絵も見られるような気がして，自己満足になりがちです。
　しかし，ご指導を受けることで，まだまだ先があることに気づかされます。

　あとは，どうしたらいいのか，自分で工夫してみる必要があります。
　苦しみながら，一歩前進の喜びを味わうための試行錯誤が，ここから始まります。