渋谷油絵教室－小さな本格派の絵画教室

　今週も果物を描きました。今度は甘柿です。

　山崎先生のご指導です。

　素晴らしい柿ですね。

　　　　


　　　　


　これをどう描いたらいいのか，なかなかむずかしいですね。

　しかし，じつはそれ以前の問題があります。
　写真に撮っていませんが，たくさんの柿が教室に持ち込まれました。
　その中から，枝ぶりや果実の形や色など，さまざまなものの中からいくつかを選びだして，自分なりのモチーフに組み立てるのに時間をかけています。
　どういう配列，配置で置いたなら絵になるか，それを十分に考えて，あれこれ並べて，試行錯誤しながらモチーフを決めています。
　この教室では，モチーフの配列に20分30分を普通に費やします。

　さりげなく置かれているようですが，ここまでに決まるまでに，そうとう苦労しています。
　上手に並べられるということが実力でもあるようですね。

　あとは，どう描くかになります。

　油絵で描くのは，案外むずかしいモチーフだったようです。

　　　　

　バックの色がまだ決まっていません。
　どうしても，この果実の鮮やかな色を考えると白系に逃げたくなりますね。しかし，もう一工夫必要です。

　影がはっきりしていないため，絵にしまりが出ていません。

　先生からは，来週，もう一度手を入れた方がいいのではないかとのご指摘がありました。
　わずかに手をいれるだけで，全然変わってくるとおっしゃるのですが，どうしたらいいのか悩みそうです。

　水彩画も，なかなかむずかしかったようです。
　それぞれが，まだ不十分だと言う自覚を持たざるを得ないほど，自然の美しさは輝いていました。