教室ブログ 2016/3

3月27日の教室から:籠・瓶・ブリキとくだもの

投稿日時:2016/03/28(月) 13:08


 目崎一登先生のご指導でした。

 継続と新規との2系統です。

​    

 今回、これで完成です。かんきつ類の色がそれぞれ違って、とてもきれいです。
 前回までのものは、以下です。

    

 新しく描き始めたもの。
    

    

 これは継続になります。いい感じで進んでいます。
 いかが途中の様子です。

    

 形を取りながら、少しずつ調整していきます。

 こちらも新規のものです。
    

 はじめに形を取ります。
    

 色を少し載せていきます。
    

 色調を決めていきます。
    
    
 こちらも継続になります。

 だんだん暖かくなって来ました。桜が開花し始めています。
 次回から4月です。学校では新学期が始まります。
 私たちも新たな気持ちで取り組んでいけたらと思います。

 次回も目崎一登先生のご指導の予定です。

 どうぞ、皆さまお元気で。

 

3月20日の教室から:自主活動

投稿日時:2016/03/21(月) 00:12


 今回は連休でお休みの会員が多かったため、自主活動になりました。

 ちょっとお遊びです。
 ジョン・シンガー・サージェントの「エドワード・D・ボイトの娘たち」の一部を切り取って
 模写風に描いてみました。

    
    
    
    

 ちょっと感じが違います。顔が小さくなりすぎました。
 影がまだはっきりついていません。
 しかし、何といっても表情が違います。
 こればかりはまったく違うので、がっかりします。
 並べると、どうしようもない感じです…
 あんまりはっきりわからないように、小さく載せましょう。

    

 美しい画像は、<ジョン・シンガー・サージェント><エドワード・D・ボイトの娘たち>
 この複合検索で画像が見つかるはずです。

 サージェントには、モネとのエピソードが残っています。
 モネに黒い絵の具を借りようとしたら、モネが黒を持っていなくて、
 それでは絵など描けない…と言ったとのこと。

 以下は、静物のデッサン。

    

    

 ガラスと陶器の対比が美しいです。
 これを鉛筆で描くのは、簡単ではなくて、透明感と実在する感じを
 どう表現したらよいのか問題です。

 目崎先生がお持ちくださった、このモチーフはとてもきれいです。

    

    

 こちらも目崎先生がご用意くださったモチーフです。
 形をとるのが難しいモチーフですが、きれいです。
 何度か描く価値のある組み合わせだと思います。

 今回、参加して絵を描くはずだった人も、花粉症とアトピーで、
 絵が描けず、見学のみという状態でした。

 花粉症の方にとっては、大変なようですね。
 最悪期は脱したとのことでしたが、それでも大変そうでした。

 どうぞ、皆様ご自愛くださいませ。

 次回は、目崎一登先生のご指導の予定です。
 また油絵になります。



 

3月13日の教室から:容器と果物…陶器・ブリキ、りんご・オレンジ・アボガドなど

投稿日時:2016/03/13(日) 22:13


 目崎一登先生のご指導でした。

 引き続き、容器と果物を組み合わせたモチーフを
 油絵で、F6のキャンバスに描いています。

 完成と言うのが、なかなか難しいなあ…という感じをもちます。
 今回、陶器やブリキが主役のようで、果物も主役の感じがあって、
 そのバランスも難しく感じました。

 何となくおかしい気がしながら、どう直したらよいのか、わからないままでした。
 まずは、作品をご覧ください。

    

 今回完成の作品です。さりげない影がうまくつきました。
 陶器に穏やかな光の当たっている感じが出ています。
 果物もきれいに描けました。いい感じです。
 先生から、完成でよいでしょう…と言われて、今回で完成にしました。


    

 こちらは未完成です。まだ影も塗っていません。
 りんごの形を修正して、バックの色を塗り重ねるうちに、
 前のきれいなバックの色がわからなくなってしまったようです。
 それを再現して(先生からはもう少し白かった…との指摘)
 形を整えたところです。
 だんだんいい感じになって来ました。
 あと一回丁寧に仕上げていくことになりました。


    

 こちらも未完成です。画面いっぱいに果物が描かれています。
 まだ油絵を始めたばかりです。
 オイルパステルで練習をしていたため、
 先生からちょっとしたチェックを受けただけで、いい感じに描けています。
 ゆっくり対象を見て、もう一回丁寧に描き足すことになりました。
 

    

 こちらは完成にしました。
 着地になったのは、意外にも、バックの色を足したためでした。
 陶器の後ろのバックが単調だったために、
 テーブルも落ち着かない感じがしていました。
 先生から、濃い色でアクセントをちょっとつけるようにアドバイスがあり、
 取っ手の上の辺りに少し濃い色を入れ、りんごの上も少し色を足しました。
 これでやっと落ち着いたので、完成になりました。


    
 
 こちらはサムホールに描いています。
 りんごを一つだけ、うすぬりで仕上げています。
 ちょっとした練習をかねてのことでした。
 皆さん、りんごの肩のところで苦労しています。
 簡単にりんごらしくならないので、困ります。

 先生から説明しすぎないようにとの注意があります。
 さりげなく、りんごらしさが描けるようになるには
 まだしばらく時間がかかるのかもしれません。

 次回は連休で会員のお休みが多いので、自主活動にします。

 27日に、また新たなスタートを切る人と、
 新しい果物で今回のモチーフを再現して、続けて描く組に分かれます。

 花粉症の方には辛い季節のようです。
 体調を崩す人もいらっしゃるようですね。どうぞ、ご自愛くださいませ。



 

また、3.11が巡ってきました…

投稿日時:2016/03/11(金) 17:41


 渋谷油絵教室も8年目を迎えました。2008年2月に会の活動を開始しました。

 2011年、3月11日の大地震の影響で、
 金曜日の夕方の活動から日曜の午後の活動に変わりました。
 
 社教館の利用ができなくなって、個人のお宅を借りたり、絵の描ける貸し部屋を利用したり、
 そうとう苦労して、細々とした活動を続けていました。

 さすがに身にしみた方も多かったのでしょう。金曜日の夜は無理だということになりました。
 そのとき、多くの方が参加しやすい日時はいつか…と考えて、日曜日の午後にしました。

 しかし日曜日の午後に変更した時点で、会員が2名になってしまいました。
 あれから人が増えて、少し緊張感がなくなったのかもしれません。
 先生から、研究会としての活動という意識を持って欲しいというお話が昨年暮れにありました。

 向上心をもって、会全体によい影響があるように活動して欲しいということです。
 どうしても、あの地震のときの、会を開く場所を毎回探していたころがよみがえってきます。

 今後どうなるのかわからないながらも、絵をやりたい人が徐々に集まってきた
 あのときの雰囲気が、私たちの原点になっています。

 個人個人にあわせてカリキュラムまで作りますので、
 先生方の労力はただならぬものがあります。
 そのおかげで、大きな成果をあげてきたと思います。
 これからもそれを続けていただけるように、私たち会員も努めましょう。

 もう一度新鮮な気持ちで、絵に取り組みたいと願っています。
 会員も徐々に増えてきていますので、また遠くないうちに定員いっぱいになることでしょう。
 そのときになっても、また新鮮な気持ちでいられるように、そう心から願っています。

 岸田衿子の「小学校の椅子」は、忘れがたい印象を与える詩です。

   ながいながい一生のあいだに
   みじかいみじかい一瞬に
   だれでも いちどは
   ここへ戻ってくる
   みんながいなくなった教室
   さわるとつめたい 木の椅子へ

 
私たちの油絵教室が何度となく戻るのは、やはりあの時の地震の衝撃的な映像と、
 そこで起こったたくさんの出来事の記憶でしょう。
 あの時の記憶があるために、なんとなく緊張感という言葉が先生から漏れて、
 それに反応する心がざわめきます。

 心ならずも斃れた人たちに、心からの哀悼の意を表します。

 

3月6日の教室から:果物そして陶器とブリキ

投稿日時:2016/03/07(月) 02:14


 目崎一登先生のご指導でした。

 陶器あるいはブリキに果物を添えたモチーフを描き始めました。
 全員F6のキャンバスを使った油絵です。

    

    
 こんな風に形をとります。
 色を最初から決めて、モチーフの色に合わせた絵の具で形をとっていきます。
 この方が、濁りのない絵になります。

    
 今回は、ここまでで終わり。次回、また描きます。

    

    
 はじめに絵の具がよくのびるオイルの「ペトロール」で絵の具を溶いて、
 形を描いていきます。
 いきなり色を塗るかわりに形をとることを優先しています。
 こちらの方が、一般的な描き方かもしれません。
 目立たない色なので、この上に色をのせていけます。

    
 今回は、ここまで。次回、乾いたらまたこの上に色をのせていきます。

    

    
 こちらも色を変えて、モチーフの形をとっています。
 ひさしぶりで、なかなか形が上手に取れなくて、苦労している様子でした。
 それでも、先生のご指導もあって、わりあいよい構図になりました。

    
 いい色合いに仕上がっています。
 次回、もう少し形を追及して、いろも重ねていくことになります。
 ブリキが難しいので、そこが次回の課題になりそうです。

    

    
 やや薄めの絵の具で、ペトロールたっぷりにして形を取っています。
 そこに軽く色をのせた状態です。

    
 さらに色をのせてみると、どうも陶器の形を少し変えたくなります。
 さらにテーブルの色がうるさいので、もっと均一化した色にします。

    
 右のみかんと左のライムの色合いの違いを強調しています。
 次回細かいニュアンスをつける前に、やや均一に色をのせました。
 テープルの色もまだ決まらないままですが、映り込みをおさえています。
 あとは乾いてからでないと、色が濁りそうです。

 次回も目崎一登先生のご指導で、油絵の続きを描く予定でいます。
 少しずつ暖かくなって来ましたね。
 花粉の飛ぶ季節になってきて、辛い人もいるようです。
 どうぞ、皆さまお元気で。
 
 

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