教室ブログ 2009/8

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主体展

投稿日時:2009/08/31(月) 03:15

 主体展が始まります。

 東京都美術館で,主体展が9月1日から16日まで開催されます。

 渋谷油絵教室で指導くださっている山﨑弘先生も,出品しています。
 2008年の出品作品が,トップページにある絵「全山を覆う」です。

 展覧会にもいろいろありますね。普通は,どこかの美術館の所蔵品を並べた展覧会とか,あるいは,画家に焦点を当てて,ルノワール展だとかモネ展,ゴッホ展というような展覧会が普通ですね。
 時を経てある程度の評価が定まってきている作品中心の展覧会は,安定しています。

 好きな画家の展覧会だと,どうしても出かけてみたくなりますね。
 それから,どこかの美術館の名品を集めた展覧会に行って,それまで知らなかった画家の絵が気に入ったり,そういう楽しみがあります。

 主体展は,こうした展覧会とはまた別です。
 100人を超える画家が,今年描いた作品を1枚ずつ出品している展覧会です。実力が認められた会員とは別に,新人の画家達の作品を募集して入選作品を決めて,それも展示しています。

 私達は,展覧会場に行って,どれかお気に入りの絵を見つける楽しみがあります。
 すべてが傑作なんてことはありません。自分の好みがどこにあるのか,そんなことを知るきっかけにもなります。
 これのどこがいいのだろう…と思う絵があったり,いいなあ…と思う絵があったりで,わたしたちの目が問われているような展覧会です。

 そういう意味ではなかなかエキサイティングです。
 最近の絵の傾向もわかります。

 第45回記念 主体展 2009
  上野公園 東京都美術館
   9月1日(火) ー9月16日(水)
   入場は9:00-16:30(最終日は13:30)

 お時間があったら,のぞいてみてください。

新宿御苑でスケッチ

投稿日時:2009/08/25(火) 11:33

 8月23日の日曜日に,油絵教室のメンバー数名で,新宿御苑にスケッチに行ってきました。
 久しぶりの新宿御苑です。入場料200円でした。新宿御苑は広いですね。
 

 今回は,目崎先生もいらしてくださって,ちょっとしたご指導を受けながら,水彩画を描きました。
 日本庭園のところに,ちょうどいいポイントがありましたので,そこでお弁当を食べて,スケッチ開始。
 ここから描いた水彩画のいくつかをご覧ください。











 スケッチのあと,ぐるりと御苑内を散策しました。静かないい公園です。
 外国の方が多くて,日本人よりも多いような気もしました。



 今回は,蚊に刺されもせず,涼しくて,スケッチには絶好の日和でした。
 秋にでも,また訪れてみたいですね。






ビンと果物のバリエーション

投稿日時:2009/08/22(土) 16:29

 連日暑い日が続きます。なんとか,元気に明るく教室も続いております。

 いま,みなさん,ビンと果物のモチーフがお気に入りです。
 シンプルなのですが,花と違って,じっくり描けるような気はしますね。

 同じモノを描き続けているのですが,実際には季節の果物なので,八百屋さんになかったりで,毎週ちょっとずつ果物の種類が変わています。


 これが油絵になると…


 水彩画になると…


 2枚とも,今週で完成です。

 その他,完成も未完成もこきまぜて…。








ささやかな気づきを求めて

投稿日時:2009/08/17(月) 13:17

 いま,私たちは,自分たちでカリキュラムを作りながら教室を実施しています。
 指導する先生方は,本格的な絵画の教育を受けてきた画家ですから,本来は,どうするのがいいのか,ある程度わかっているはずです。
 しかし,私たちは,それを最初に先生に聞きません。

 会員の状況がみなさん異なり,自分の個性を持っています。仕事を持ちながら,本気で上達したいと思っていますから,やる気に心配はありません。
 先生の指示にそって,その方向で進めていくことも一つの選択です。
 ところが学び方から自分で考えないと,自分なりの納得が得られないような気がします。どういう方法が正しいのか,道はひとつでありませんから,その中から,あまりおかしくない方法を自分で選び取る必要があるように思います。
 ちゃんと画家の目で見ていてくださいますから,描かれた絵それ自体への指導から,自分で軌道修正が出来てきます。

 いまは,それぞれが自分なりの進み方を模索しているところです。
 この模索の過程で,何か感じるものがありそうです。やはり,どうしたらいいのか,わからないところがあった方がいいように思います。
 幸い先生方は,その人なりの良さを出して欲しいという考えですから,自分の絵の描き方を押し付けたりしません。
 寄り添って見ていてくださいますから,安心して,自己流の工夫をしていけます。

 同じモチーフを水彩画で描いてから,油絵にうつっていくという方法は,意外にいいかもしれません。
 絵をはじめたばかりの方は,何となくデッサンの弱さを感じますから,石膏デッサンに戻ろうかなあという気もしますが,そこまで戻らないで,何とかしたいという,やや折衷的な方法のようですね。

 まだ完成していませんから,この方法の成果はわかりませんが,前回の水彩画に続いて,今回は油絵です。



 こちらも同様に,来週,油絵を描き始められるかもしれません。いい感じです。



 何となく,自分で納得できる方法にめぐり会えそうな気がするのですね。それぞれの段階で,それぞれのやり方で,ささやかな気づきがやってくると期待しています。

上手な教室の利用を

投稿日時:2009/08/10(月) 12:13

 8月の教室が始まりました。
 今月のご指導は,目崎先生です。

 教室開始時間に,いきなりの驟雨でびっくりしました。
 何となく金曜日は雨が多いように思うのですが,気のせいでしょうか。

 7月はいろいろありました。
 アメリカへの栄転が決まった方,介護が負担になった方,出張が多くて無理になった方の3人が,教室を続けられなくなってお辞めになりました。
 その一方で,お二人が新たに教室に参加くださることになりました。
 8月からは,休会中の会員の復帰も決まりました。
 みなさん,いろいろありますから時間の確保は大変ですね。
 やはり,ある程度余裕がないと,絵を続けるのは難しいのかもしれません。

 せっかくやりくりして参加する教室ですので,上手に利用していただきたくて,みなさんともいろいろな方法を考えています。

 たとえば,一つのモチーフをはじめは水彩画で描き,それによって形をとって,色彩の感じをつかんでから,今度は,同じモチーフで油絵を描いていく…こういう方法をとることもいいかもしれません。
 あるいは,最初はわりあい好調に進むので,その部分は家で時間があるときに描いてきて,先生に一度みていただいてから,修正をしながら完成を目指すということでもいいですね。
 自分の好きな絵と似たようなモチーフで描いてみるというのもよさそうです。画集を見ると,ついついビンとか果物を描いた作品に目が行きます。ときどき,いいなあと思ったりします。静物画の場合だと,あんがいモチーフは単純な場合もありますから,似たようなものを描くことも可能です。

 いろいろ思いついたら,さっそくやってみるのもいいかもしれません。ダメなら,修正すればいいのですから。

 それから,教室だけでなくて,やはり時間があるときにお家でも描いてみるほうがいいですね。そして,せっかく教室に来ているのですから,それも先生に見てもらって,いろいろアドバイスをもらえますから,そういう利用もしていただけたらと思います。

 すでに,自分でモチーフを持ち込んで描き始めている方もいらっしゃいます。自宅でも教室でも同じモチーフで描けますから,いい方法です。

 参加する一人一人が,自分で自分の進みたい方向を考えて,自分のカリキュラムを作って,それを先生に修正していただきながら進めていく方法が,この教室での方針になっています。

 いま,どういう工夫が一番自分に適しているか,みなさん模索中です。いい方法があったら,真似しようと思っています。
 上手に教室を利用して,いっそうの上達を目指したいですね。
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